スクラッチノイズは、ジャック、ポット、スイッチ等で発生しますが、
今回はポットのスクラッチノイズに着目したいと思います。
ポットのスクラッチノイズは、ノブを回した時にアンプから出る
ガリガリと言うノイズで一般的にはガリと言われていますね。
このノイズの原因は2つあります。
1.ポットの取り付けネジの内側とシャフトがこすれて出る。
2.ポット内部抵抗体の汚れや磨耗により発生する。
1のも場合、左手で弦に触っているとノイズが減ったり、
ノブを回す早さでノイズの出方が変わります。
このノイズは新品でも出る事があるので交換して直るとは限りません。
ポットを交換するよりもノブをプラスチック製にするか、
ノブ内部にナイロンスリーブが入っているモノの交換するのが効果的です。
また、ポットのシャフトとネジ内側の間に導電性グリースを塗る
と言う方法もあります。
導電性グリースは楽器店でも販売されていますので、
簡単に出来る対策です。
2.の場合、軽症の場合はノブを回しただけで直る事もありますが、
消えない場合は接点復活剤を注入して1昼夜程様子を見ます。
接点復活剤で改善しない場合は、ポットの交換時期に来ています。
ポットは消耗品ですので新品への交換をお勧め致します。