誘導ノイズとはボリュームが上がっていて弦を弾いていない時に
アンプから出るジーと言うノイズの事です。
クリーンサウンドではさほど気にならないのですが、
ディストーションサウンドになると結構気になりますね。
出来れば少しでもこのノイズは減らしたいモノ。
このノイズ対策で最も効果が高いと言われていますのが、
キャビティ内のシールド化です。
ピックアップやコントロールキャビティの内側に導電塗料を塗ったり、
アルミテープや銅テープを貼ったりと、
回路部分をアースされた金属の箱に入れた様な状態にして、
外部から飛んでくる誘導ノイズを防ぐ方法です。
この方法はかなりの効果が期待できます。
つい先日、お客様のSHピックアップギターをシールド施工したところ、
びっくりする位ノイズが無くなりました。
ピックアップキャビティに導電塗料を塗布しアース配線を追加、
コントロールキャビティに導電塗料を塗布し、
こちらにもアース配線を追加、コントロールキャビティ蓋の裏側に、
銅テープを貼り付けキャビティ内をシールド化しました。
この施工前は、アンプからジーと言うノイズが出ていましたが、
施工後はほとんどノイズ音が出なくなり、
効果のすごさに改めて感動しました。